2015年4月26日日曜日

CAVAのBODEGA訪問!!(前半)

いきなりですが、Josep Maria Ferret Guasch(ジョゼップ・マリア・フェッレット)というCAVAの生産者宅にお邪魔することになりました。場所は、バルセロナのカタルーニャ広場駅かサンツ駅からR4という国鉄の近郊電車(レンフェ・ロダリアスのNo4)に乗って約1時間のVilafranca de Penedesという駅で降りて車で15分くらいいったブドウ畑が広がるエリアにあります。

CAVA(カバ)というのは、スペイン、特にカタルーニャ地方でその90%がつくられているシャンパーニュと同じ醸造方法で作られる高級なスパークリングワインです。CAVAという言葉は、ワインを貯蔵する地下倉庫(カーブ)からきています。

日本では、フレシネというブランドのカバが、近頃ではセブンイレブンでもおいてあるし、とかく安いイメージをもたれがちですが、ものによってはシャンパーニュに勝るとも劣らない品質を持つものもあります。

彼らは、Josep Mariaさんと、奥様のMariaさんの基本2人で経営をされていて、家族経営で高品質のCAVAを生産していて、1907年に彼のお祖父さんのつくったBODEGA(醸造所)をリフォームしてCAVAとスティルワイン(白ワイン、ロゼワイン、赤ワイン)を作っています。




ここが1907年につくられた古い建物です。これに接して近代的なBodegaが建てられています。
しかし、BODEGAは本当にブドウ畑の中にあって収穫したその場から、直ちに除梗破砕機や圧搾機に運ばれるという理想的な環境です。



これは、おじいさんが使っていたという古い圧搾機です。除梗破砕機も触らせてもらいましたが、手回しですから、すごく力が必要で、大量のブドウをこれで絞るのはすさまじい重労働だったに違いありません。



到着直後、Mariaさんが手料理でもてなしてくださいました。奥様は、大の親日家。
今日本語の勉強を始められていて、何年か先には日本語でも会話が可能になるかもしれませんね。もともとカタルーニャ語とスペイン語のバイリンガルですから、ほかの言語の習得も早いかもしれませんね。

とくにスペインオムレツ(トルティーリャ)がすごく美味しかった!!また地元のサラミ類(pate,vull blanc,vull negre,botifarra blanca,fuet)もすばらしかったです。もちろん片手には、CAVAです!!!!



そしてデザートには、フレッシュイチゴにロゼのカバです!! このカバは特にピノノワールという品種も使われていて、ただでさえイチゴなど赤い果実のチャーミングな香りのするカバなので、最高の組み合わせでした!!

彼らのCAVAは、バルセロナ市内でも有名なバルQuimet Quimetや、El Xampanyetでも飲めますし、Boqueriaのなかのバルでも何ヶ所かで飲めるので、市内で試してはいかがでしょうか?

この後、ヴィーニャ(ブドウ畑)と今の醸造所(BODEGA)を案内していただきました。
この紹介は後半でしたいと思います。(つづく)


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